雇用調整助成金
「雇用調整助成金」とは、経済上の理由で事業活動の制限を余儀なくされた事業者に対し、雇用を維持してもらう目的で、国が休業手当などの一部を助成する制度であり、コロナ渦における雇用維持の目玉政策である。 この制度は以前から存在していたのだが、今回は新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、政府は特例措置として要件を大きく緩和した。 しかし、現状は「雇用調整助成金」の活用が進んでいないことなどが問題視されている。 事業主からは、手続きが複雑で大変、支給が遅い、役所に電話を掛けても出ないといった声があがっている。 政府は、申請手続きの簡素化や支給までのスピードアップや助成金の上限額を増やす方向でいるという。 今後もこの制度には賛否両論あるかもしれなが、いずれにしても事業主には利用できる制度はしっかり利用して、労働者を守ることが求められるだろう。 今後も雇用調整助成金には注目していきたい。 宮川英之事務所代表 宮川英之が「雇用調整助成金」についてYouTubeで解説しておりますので、どうぞご覧ください。前後の記事
- 前の記事
- 「生活保護申請2~5割増」山口新聞20/5/24
- 次の記事
- 緊急雇用安定整助成金